商材別の抽出設計

経腸栄養剤・嚥下調整食の営業先を、栄養サポートチーム加算と摂食嚥下機能回復体制加算2の届出で探す

経腸栄養剤・嚥下調整食・とろみ剤のメーカー、給食受託の事業者、栄養管理システムを扱う事業者向けに、医科の「栄養サポートチーム加算」と「摂食機能療法の注3に規定する摂食嚥下機能回復体制加算2」の届出を集計します。前者は低栄養などのリスクのある患者を多職種チームで回診する体制、後者は嚥下機能を評価する摂食嚥下支援チームの体制です。

執筆・運営:ROZANOVA STUDIO / 内容確認:2026年10月21日。自社サービスの紹介を含みます。集計を使う箇所のデータ更新日:2026-10-17。

この商材では、何を入口にするか

栄養と嚥下の関連商材は、「栄養管理の体制がある施設」と「嚥下機能の評価体制がある施設」で売り先の中心が分かれます。「栄養サポートチーム加算」は、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士などで構成するチームが低栄養のリスクのある患者を定期的に回診し、栄養管理の計画を見直す体制の届出です。経腸栄養剤や栄養管理システムの入口になります。「摂食機能療法の注3に規定する摂食嚥下機能回復体制加算2」は、摂食嚥下支援チームを設け、内視鏡や造影検査などで嚥下機能を評価する体制の届出で、嚥下調整食やとろみ剤の入口になります。この加算には1・3の区分もありますが、ここでは2のみを対象にします。

2026年10月21日の集計では、栄養サポートチーム加算の施設は約2,000、摂食嚥下機能回復体制加算2の施設は約550でした。両方を届け出ている施設は約420で、摂食嚥下機能回復体制加算2の施設の多くは栄養サポートチーム加算も届け出ています。いずれかの届出がある施設は医科の収録施設の約2%で、どちらも200床以上の病院で多い傾向でした。

公開名簿から実際に抽出した結果

抽出条件ごとの施設数。数値と条件は直後の表・本文に記載。
ROZANOVA STUDIO 作成。図を押すと拡大できます。

集計日:2026-10-17。区分=医科。指定した受理届出名称の完全一致を施設IDで重複除去。各届出の件数は重なる場合があるため足し算しません。原本の版は地方厚生局ごとに異なります。

受理届出名称・条件施設数
栄養サポートチーム加算2,030
摂食機能療法の注3に規定する摂食嚥下機能回復体制加算2548
いずれかを届出(重複除去)2,160

2つの届出の重なり

A=栄養サポートチーム加算、B=摂食嚥下機能回復体制加算2。片方のみは、もう片方の届出がこの名簿に見当たらないという意味です。

条件施設数
Aのみ1,612
A・Bの両方418
Bのみ130

抽出結果の実例

都道府県施設名該当する届出(上表の略記)
三重県ヨナハ丘の上病院栄養サポートチーム加算
京都府冨田病院栄養サポートチーム加算
佐賀県医療法人 聖医会 藤川病院栄養サポートチーム加算

条件一致の施設から都道府県を分散して3件抜粋。推薦や営業効果を示すものではありません。連絡前に公式情報を確認してください。

この条件に該当する施設の多い地域

都道府県(上位5)施設数
東京都175
大阪府162
神奈川県112
愛知県110
兵庫県108

地域ごとの詳しい件数は47都道府県の集計CSVで確認できます。営業効率・売上規模の順位ではありません。

営業先候補を作る手順

  1. 商材が栄養管理全般(経腸栄養剤・栄養管理システム・給食受託)か、嚥下専用(嚥下調整食・とろみ剤)かを決めます。
  2. 栄養サポートチーム加算と摂食嚥下機能回復体制加算2を個別に抽出し、重なりを確認します。両方ある病院は栄養と嚥下の両方に体制を持っている可能性があります。
  3. 摂食機能療法の注3に規定する加算には1・3もありますが、この記事の集計には含めていません。件数は届出の一覧で確認できます。
  4. 病床規模で絞るかを決めます。床数の区分ごとの件数の見方は病床区分と病床数で営業先を分ける方法で説明しています。

届出の施設数に単価を掛けて市場規模と呼ばないでください。現在使っている栄養剤や嚥下調整食のメーカー、給食の運営形態(直営・委託)は、担当者に確認するまで分かりません。

提案の前に別途確認すること

栄養サポートチームの構成人数、現在使っている経腸栄養剤のメーカー、給食の運営形態、嚥下調整食の食種やとろみ剤のメーカー、嚥下機能評価の実施頻度は未収録です。病床数は名簿に載っている範囲で収録しています。

届出は施設基準を満たして受理された状態を表すもので、特定の製品の導入状況や購入意向を示すものではありません。「届出条件に一致する」と「商材が合う」を別の状態として管理してください。

この抽出が合わない場面

低栄養や嚥下障害の患者数の多い順に並べること、特定メーカーの栄養剤・嚥下調整食の導入先だけを出すこと、患者向けの栄養指導の案内に使うことはできません。摂食嚥下機能回復体制加算1・3はこの記事の集計に含めていません。件数は届出の一覧で確認できます。

よくある判断の迷い

栄養サポートチーム加算の届出がある病院は、どの経腸栄養剤を使っていますか?

名簿からは分かりません。栄養サポートチーム加算は多職種チームの回診体制を示すもので、使用している栄養剤のメーカーや製品は名簿に含まれません。提案の前に担当者に確認してください。

摂食嚥下機能回復体制加算2だけを届け出ている病院(栄養サポートチーム加算なし)はありますか?

今回の集計では約130施設ありました。栄養サポートチーム加算の届出が無いことは、栄養管理の体制が無いという意味ではありません。必要であれば担当者に確認してください。

出典・集計方法と次の確認

出典:厚生労働省 各地方厚生局『届出受理医療機関名簿』を当方が集計・加工。制度要件の解説や医療上の助言ではなく、医療機関に商品・サービスを提供する事業者向けのデータ活用例です。

原本の版は局ごとに異なります。収録範囲と原本の対象時点、項目・欠損率をご確認ください。商材との適合や営業効果は未検証です。

制作:ROZANOVA STUDIO。AIを用いて原稿・図の制作を補助し、掲載集計は同じデータと抽出条件から再生成して照合しています。医療従事者による監修を表示するものではありません。

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