商材別の抽出設計

歯科医院向けAED・救急対応機器の営業先を、医療安全対策加算の届出から探す

「歯科外来診療医療安全対策加算1」「歯科外来診療医療安全対策加算2」の届出を入口に、AED・パルスオキシメーター・生体情報モニタ・酸素など救急対応機器や、緊急時対応の研修の候補を整理します。大多数の歯科診療所が加算1を届け出ているため、新規導入ではなく更新・消耗品・研修の切り口で考える商材です。

執筆・運営:ROZANOVA STUDIO / 内容確認:2026年10月21日。自社サービスの紹介を含みます。集計を使う箇所のデータ更新日:2026-10-17。

この商材では、何を入口にするか

歯科外来診療医療安全対策加算は、歯科の外来診療を安全に行う体制を評価する診療報酬です。各施設が公開している掲示文では、施設基準の内容としてAED(自動体外式除細動器)、パルスオキシメーター、酸素、血圧計、救急蘇生セットなどの設備と、職員の医療安全管理の研修が挙げられています。これらの設備は購入後も消耗品の補充や保守、使用期限のある部材の更新、研修の継続が必要になります。

名称は「歯科外来診療医療安全対策加算1」と「歯科外来診療医療安全対策加算2」の2つがあります。2026年10月21日の集計では、歯科区分の施設のうち約6割が加算1を届け出ている一方、加算2を届け出ている施設はごくわずかでした。歯科診療所の大多数が加算1を届け出ているため、「届出がある=これから機器を新たに買う」ではなく、すでに設備がある施設への更新・消耗品・研修提案として考える商材です。なお、医科区分の病院が歯科を併設する場合の施設基準は別の区分として扱われ、この記事の歯科区分の集計には含めていません。

公開名簿から実際に抽出した結果

抽出条件ごとの施設数。数値と条件は直後の表・本文に記載。
ROZANOVA STUDIO 作成。図を押すと拡大できます。

集計日:2026-10-17。区分=歯科。指定した受理届出名称の完全一致を施設IDで重複除去。各届出の件数は重なる場合があるため足し算しません。原本の版は地方厚生局ごとに異なります。

受理届出名称・条件施設数
歯科外来診療医療安全対策加算136,630
歯科外来診療医療安全対策加算268
いずれかを届出(重複除去)36,695

2つの届出の重なり

A=医療安全対策加算1、B=医療安全対策加算2。片方のみは、もう片方の届出がこの名簿に見当たらないという意味です。

条件施設数
Aのみ36,627
A・Bの両方3
Bのみ65

抽出結果の実例

都道府県施設名該当する届出(上表の略記)
三重県こんどう歯科医療安全対策加算1
京都府福井歯科医院医療安全対策加算1
佐賀県鳥巣歯科医院医療安全対策加算1

条件一致の施設から都道府県を分散して3件抜粋。推薦や営業効果を示すものではありません。連絡前に公式情報を確認してください。

この条件に該当する施設の多い地域

都道府県(上位5)施設数
東京都4,763
大阪府3,077
神奈川県2,838
愛知県2,302
埼玉県1,958

地域ごとの詳しい件数は47都道府県の集計CSVで確認できます。営業効率・売上規模の順位ではありません。

営業先候補を作る手順

  1. 加算1・加算2のどちらか、または両方を対象にするかを決めます。歯科区分では加算1がほとんどで、加算2はごく少数です。
  2. 自社商材が新規設置向けか、更新・消耗品・研修向けかを決めます。大多数の施設は加算1を届け出ているため、新規設置の需要は限られます。
  3. 訪問や配送が可能な都道府県に絞ります。
  4. 既存の取引施設と照合し、未確認の施設を分けます。

提案の前に別途確認すること

現在使用している機器の型式・購入時期・保守契約の有無、消耗品(電極パッドやセンサーなど使用期限のある部材)の補充サイクル、研修の実施状況は名簿に含まれません。加算1と加算2の要件の違いは名簿から分からないため、所在地の地方厚生局の案内で確認してください。

届出は施設基準を満たして受理された状態を示すもので、特定メーカーの機器の導入や、購入意向を示すものではありません。「届出がある」と「新しい機器を検討している」は別の情報として管理してください。

この抽出が合わない場面

特定メーカーのAED・パルスオキシメーターのユーザー一覧、機器の購入予定がある施設だけの抽出、保守契約の切れている施設の特定には使えません。病院の歯科部門(医科区分)を対象にする場合は、この記事の歯科区分の集計をそのまま使わないでください。

よくある判断の迷い

加算1の届出がある歯科医院には、もう機器が入っているということですか?

施設基準を満たしていることまでは分かりますが、現在の機種・購入時期・保守状況までは名簿からは分かりません。大多数の施設が加算1を届け出ているため、新規導入ではなく更新や消耗品、研修のニーズとして確認することをおすすめします。

加算2の施設だけに絞って営業してもよいですか?

件数がごく少数のため、商材によっては母数が足りない可能性があります。加算1も含めた母数で検討し、どちらの名称が自社商材に合うかを先に決めてください。

出典・集計方法と次の確認

出典:厚生労働省 各地方厚生局『届出受理医療機関名簿』を当方が集計・加工。制度要件の解説や医療上の助言ではなく、医療機関に商品・サービスを提供する事業者向けのデータ活用例です。

原本の版は局ごとに異なります。収録範囲と原本の対象時点、項目・欠損率をご確認ください。商材との適合や営業効果は未検証です。

制作:ROZANOVA STUDIO。AIを用いて原稿・図の制作を補助し、掲載集計は同じデータと抽出条件から再生成して照合しています。医療従事者による監修を表示するものではありません。

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